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作るのも使うのも、結局は、人なのだ

iPhone 6Sが出たのでiPhone6 + MVNO に乗り換えてみた

iPhone 6S / 6S plus が2015年9月25日に発売されました。 2年前にSoftbankで購入したiPhone 5Sの2年分割払 + 月月割 が10月で切れるので、次をどうするか悩んだのですが、タイトルのとおり、このタイミングでiPhone 6 + MVNO への切替を試してみました。 試算上、端末代含めた今後2年間の出費を半額程度に減らすことができました。

  • 以下、10月時点の情報です。
  • 当ブログの情報は個人的に調べて試算したものなので間違いがあるかもしれません。これによる一斉の責任は負いかねます。
  • もし数値や認識に間違いなど見つかったらご指摘頂けますと幸いです。

iPhone 6 + MVNOにした背景

今までSoftbankの機種変のレールにそのまま乗っかり、2年分割払いで購入して月々割引 & 旧端末下取のパターンでiPhone 4S, 5Sと使ってきました。 Facetime オーディオやLINE電話などを使うことが多いので通話料はあまり取られないのですが、機種の分割払いも含めて月々7,000円前後かかっていました。年間 84,000円。 こうしてみると、結構かかってる。 今年は子どもも生まれ、色々と支出も増える年になったので、出来るだけ余計な出費は抑えたい。 仮にこの固定費を半額程度に抑えられたら、ルンバでも買って時間捻出できるなと思ったのがきっかけでした。

iPhone 6Sのアップデート内容を見ると、1200万/500万画素のカメラ、4Kビデオ、3D touchなどそこそこアップデートはありましたが、会社で検証端末は手に入るので、私物として確保したいと強く思えるような、ビビッと来るものがなかったので、現状キープか型落ちのiPhone 6を調達するで良いかと思い始めました。

また、ここ1〜2年で急激に盛り上がりを魅せているMVNOも試してみたい思いがあったので、まずはフラットに検討してみようと思ったのが背景です。

料金比較

ということで、支出がどの程度になるか、幾つかのパターンでシミュレーションしてみました。

前提

自分の生活と用途を考えて、以下の制約をおきました。

月々の通信量3GB以内

自宅や職場にいる時はWifiにつないでいるので、月々の通信量は2GB程度に収まっています。 なので、3GB程度のプランで十分そうでした。

音声通話

Facetime オーディオやLINE電話などを使うことが多いですが、緊急時などいざというときに音声電話はほしいです。また、電話番号変わると各調整が非常に手間なので、キャリア変えるにしてもMNPして電話番号はキープしておきたいです。

iPhoneを購入する場合ストレージは16GB

今までは "大は小を兼ねる" という言葉に従い、面倒な容量切り詰め作にかかる時間を買う目的で64GBを使ってきました。ただ、この4年間の運用で不要なアプリやデータが貯まり散らかる一方だし、写真などのデータは端末に入れておく理由は全くなく、共有フォトストリームやGoogleフォトなどクラウドサービスに放り込んでおいたほうが利便性は高いので、仮に機種を返るなら不要物を根こそぎ消す前提で16GBを候補にしました。 あと、自分は手が大きい方ではなく画面が大きいと辛いので、Plusではなく小さい方を候補に選びました。

MVNO使う場合、購入するiPhone6docomo

SIMフリー版でもいいんですが、値段が大きく変わってくるので。10月時点で値段に3〜4万程度の開きがありました。 MVNOの多くはdocomo SIMなので、選択肢の多いほうが望ましいと考えました。

Apple iPhone 6 16GB シルバー 【docomo 白ロム】MG482J

Apple iPhone 6 16GB シルバー 【docomo 白ロム】MG482J

候補

ということで、上がった候補が以下。

利用中のキャリアが、"実質0円で機種変できるキャンペーン" をやっていたので、比較のため候補にあげてみました。 docomo乗換に関しては、代理店がキャッシュバックキャンペーンをやっていたりするので、もう少し調べれば大手キャリアに分のある選択肢も出てくるのかもしれません。10月時点では、iPhone6も台数限定で一括0円キャンペーン + キャッシュバックなどやっていたようです。 ただ、複雑怪奇な契約体型から脱したい思いもあったし、キャッシュバックやっている店舗を調べるのも足を運ぶのも時間がかかり過ぎる印象があり、"台数限定" に焦るのもバカバカしかったので、そういったものは対象外としました。

MVNO業者は、どこもプランが横並びなので、メジャーなIIJmio (みおふぉん) をサンプルにおきました。

  1. 現状維持: iPhone 5S (64GB) + Softbank (ホワイトプラン + パケットし放題フラット for 4G LTE)
  2. 機種/プラン変更: iPhone 6S (16GB) + Softbank (スマ放題ライト + データ定額パック5GB)
  3. docomoMNP: iPhone 6S (16GB) + docomo (カケホーダイライトプラン + データMパック5GB)
  4. MVNOMNP: iPhone 6S (16GB) + MVNO (3GB程度通信 + 音声通話)
  5. MVNOMNP: iPhone 6 (16GB) + MVNO (3GB程度通信 + 音声通話)

見積もってみると

あくまで試算ですが、こうしてみると結構な開きが出ました。

型落ちのiPhone6で、MVNOで運用するとさすがに安いです。新しい機種を買うにも関わらず、現状stayと比べると先2年の総出費が倍以上変わります。

面白いのが、Softbankで機種変をしてもしなくてもTotalの出費はほとんど変わらないという点です。

1.現状維持 2.機種変更 3. docomoMNP 4. MVNOMNP 5. MVNOMNP
音声通話基本料 ¥1,008 ¥1,836 ¥1,836 ¥756 ¥756
データ通信基本料 ¥6,156 ¥5,400 ¥5,400 ¥972 ¥972
インターネット接続サービス ¥324 ¥324 ¥324 ¥0 ¥0
端末代 24ヶ月分割 ¥0 ¥3,900 ¥3,888 (※1) ¥3,906 (※1) ¥2,354
機種変サポート(24ヶ月間) ¥0 -¥2,835 -¥3,456 ¥0 ¥0
MNP特典 (※2) -¥450 ¥0 ¥0
特典 (12ヶ月間) ¥0 ¥0 -¥1,350 ¥0 ¥0
下取り ¥0 -¥1,065 (※3) -¥625 (※3) -¥625 (※3) -¥625 (※3) -¥625
1年目 月々支払額 ¥7,488 ¥7,560 ¥5,567 ¥5,009 ¥3,329
2年目 月々支払額 ¥7,488 ¥7,560 ¥6,917 ¥5,009 ¥3,329
2年間 総支払額 ¥179,712 ¥181,440 ¥149,808 ¥120,216 ¥79,900

ということで、10月中旬〜11月中旬の2年契約更新期間 (違約金が発生しない1ヶ月) のタイミングで、プラン5の 型落ちiPhone6 + MVNO に切り替えることにしました。

iPhone調達とMVNO切替

iPhoneAmazonで購入しました。 今はさらに値下がりしているようですが、私が購入した時は上記見積もりの¥56,500で購入することが出来ました。 赤シム引いてしまうと後で悲しい思いをするので白ロム保証を明記しているところを選ぶと良いと思います。 iPhoneは注文して2日後に届きました。

MVNOはいくつか比較検討した結果、IIJmioのみおふぉんを選びました。理由は通信実績です。 MVNOは競争が激しく、特に新興はキャンペーンを打ち出して料金も割引されることがあります。 ユーザが少ないうちは通信も快適でメリットが多いのですが、ユーザが増えた途端速度が落ちたなんてこともあるようです。 あくまで10月までの実績ベースですが、IIJmioは比較的通信が安定しており、ユーザ増加にあわせて増強対応も進められているようでした。

参考にしたのはこちらのサイトです。

格安SIM(MVNO)の速度比較 - androidlover.net

ちなみに、解約違反金は音声通話を入れている場合は¥0ではないですが、月々その額は減っていき、1年経つとそれ以降は違約金はかからなくなるそうです。

IIJmioAmazonで購入しました。こちらは注文して翌日にMNP用の書類が届きました。

IIJ IIJmio SIM 音声通話 パック みおふぉん IM-B043

IIJ IIJmio SIM 音声通話 パック みおふぉん IM-B043

MNPの場合は書類のみ届きます。キャンペーンコードが入ってるので、IIJmioのWebサイトで申請を進めると、数日後にSIMカードが届きます。

なお、手続き前にキャリアからMNP予約番号を取得しておくこと。softbankMNP予約番号はMySoftbankから申請できず、店頭か電話での申し込みになります。

SIMカードが届いたら開通手続きを行えば、1時間程度で新しいSIMが使えるようになります。 全て自宅で行えるのでありがたいですね。

揃ったものがこちら。 SIMは当然docomo SIMでした。 f:id:uorat:20151115172528j:plain f:id:uorat:20151115172520j:plain

64GB→16GBへの移行とiPhone5S売却

データの整理は思った以上に大変でした。

4SでiPhoneを使い出して以来、ずっと64GBで運用してきたので不要なアプリや写真、聞かない音楽が貯まり散らかりまくっていたので。 16GBといえども、iOSメタデータが乗ってくるので、実際に使える領域は10GB程度と予め割りきっておくと良いです。 私は音楽の取捨選択に最も苦労しました。

移行が無事完了したら、あとは旧端末iPhone5Sの売却です。 私は周囲の買取評判が比較的良かったゲオのSmarketを利用しました。

スマートフォンの買取ならゲオのSmarket | iPhone・Androidなど高価買取

申し込みをすると、数日後段ボール箱が届くので、手順通り初期化とアクティベートを行ってから箱に収納し送り返します。 数日後査定結果がメールで送られてくるので、同意すればその額が銀行口座に振り込まれます。 この時のために2年前iPhoneの箱は捨てずにとっておいたので、傷はありながらも条件は少しは良くなるのではと期待。結果、私は¥17,500程度で買い取ってもらえました。 iPhone6の購入価格が ¥56,500 だったので、実質手に入れたので、実質 ¥39,000 程度で手に入れたことになります。

移行してみて

もうすぐ一ヶ月程度経ちますが、不自由なく快適に過ごしています。

通信状況はちゃんと計測していないですが、私の生活範囲では体感むしろ向上した気がします。 ランニングコストも大幅に削減できたし、複雑怪奇な料金プラン/契約から脱することもできました。

節約バンザイ。自由バンザイ。